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2013
04.06

おすすめサイト『デジタル絵本』

Category: 雑記つれづれ


私は、親戚の子供(幼児)たちが遊びにくると
ネットでいつも見せてあげるサイトがあります。

それが今回ご紹介する『デジタル絵本』です。

サイトの制作&提供元となる
「国際デジタル絵本学会」には無断で、そのごく一作品を転載しますが、

より多くの方に見てもらいたいという告知意図での転載なので
その点をご理解下さい。

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★デジタル絵本
『一枚の銀貨(スウェーデン)』から

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むかし、あるところに夫婦がいました。
二人はせっせとお金を貯め込んでいました。

不思議なことに、どうやって儲けたのか
息子たちにさえ話そうとしませんでした。

そして二人は、息子たちに
お金をいっぱい残して死んでしまいました。

ピカピカ輝く、山のような銀貨を
数えるのは大変だったので、

二人の息子は、天秤にかけて
山分けをすることにしました。



兄さんは、こう考えました。

『俺は金持ちになったのだ。もっと金持ちになるぞ!』
『今に見ていろ、この国一番の金持ちになってやる!』

やがて、兄さんは船を買いました。

贅沢な品物を山ほど積み込んで
世界中を回って商売を始めることにしたのです。



弟の方はこう考えました。

『どう考えても、親父とお袋は誤魔化して銀貨を儲けていたようだ。』
『俺はそんなものは欲しくはないさ。』

『お坊さんはいつも、インチキをして手に入れたモノは、
 呪われているだけだと、おっしゃっているもの。』

そこでお金を全部海岸に持って行き、
海の中に放り込んで、こう言いました。

『神様、どうぞ正直なお金は浮かべて、
 そうではないお金は沈めて下さい。』

そうすると、どうなったかというと、そう、
山ほどの銀貨のうち、たった一枚だけが
海に浮いたのでした。



弟は、それを手に取ると兄さんの所へ行って、
こう言いました。

『兄さん、商売をするならこの銀貨を一緒に
 持っていってくれないだろうか。』

『父さんと母さんが残してくれたもので、
 残ったのはこの銀貨一枚だけなんだ。』

『あとはどうしたかだって?』
『みんな海の底だよ。だからこれで、おいらの運を試し欲しんだ。』

兄さんは、バカな弟だと笑い転げましたが、
弟の望みをかなえてあげようと、銀貨を受け取り、
それで一匹の猫を買いました。 



兄さんは、世界の海をまたにかけて商売をしたので
大儲けをしました。

船は金銀でいっぱいになりました。
ところが、海の上で大嵐にあい、
その嵐は何日も続きました。

やがて、船はボロボロになって
知らない島に辿りついたのです。

船のイカリを降ろし、上陸しました。

命も積み荷も無事だったので
みんなは、大喜びしました。

島の人たちは、兄さんたちを
とても親切にもてなしてくれました。



ある日のこと、兄さんは王様の晩餐会に招かれました。
初めて見る宮殿はとても豪華でしたが、

おかしなことに、テーブルに用意されたご馳走には
みなフタがかぶせてあり、

それぞれのフタの横には、
大きなお米が一粒置かれているのでした。

兄さんは不思議に思い、隣の席の客にその訳を尋ねました。

『私たちは、とても困っているのです。
 びっくりする程の沢山のネズミにね。』

『ご馳走の匂いがすると、どこからでも飛び出してきて
 ご馳走に鼻を突っ込むので、ネズミを追い払うために
 米を一粒おくという訳ですよ。』



『それはお気の毒なことに。』
『ところで、ここには猫はいないのですか?』

『猫?それは一体何ですか?』

『動物ですよ。そいつはネズミを食べるのです。
 猫がいると、ネズミもご馳走どころではないと思いますがね。』

『そんな動物がいてくれたらねえ…』と、
 王様はため息をつき、こう言われた。

『猫を持って来てくれたら、どんな褒美でも喜んでとらせるのだがなあ…』

そこで兄さんは、こう申し上げました。

『私は、船で猫を一匹飼っておりましたが、子猫を6匹も産んだのです。
 陛下、私が連れて参りましょう。』
 


早速、猫が連れて来られ、一斉に広間に放されました。
あっという間にネズミはいなくなり、みんなゆっくりと
ご馳走を楽しむことが出来ました。

人々は、この動物たちを褒め称えました。

そのうち、兄さんがふと、港の方を見ると
なんと船が燃え上がっているではありませんか。

思わず立ち上がり、悔しさのあまり兄さんは叫びました。

『俺の船が、銀貨が、俺の財産の全てが燃えて沈んでしまう。
 ああ、俺はなんてついていないんだ。』



王様は、それをご覧になって言われた。

『心配しなくてよい。そなたが余に猫を譲ってくれるなら、
 そなたの失った船や金銀すべてのものを与えよう。』

兄さんは、喜んで猫たちを差し上げました。

やがて、王様が約束された船に、宝物を一杯に積んで
島を離れました。

まるで、天使があやつっているように
船は風に乗って航海を続けたので、
とても早く故郷に帰ることができました。

兄さんは真っ先に弟に会いに行きました。
弟は、兄さんの無事を喜びました。



『旅はどうだった?大儲けしたかい?』

『もうひとつだったよ。でも、お前のはうまく行ったよ。
 さあ、見においで。』

二人は船に行き、甲板に立ちました。

『この船は何もかも全部お前のだよ
 たった一粒の銀貨のおかげさ。』

兄さんは、何があったのかを話ました。
話を聞いて弟は嬉しそうに言いました。

『兄さん、やっぱり神様は正直に手に入れたものは
 守って下さるんだね。積み荷の半分は兄さんにあげるよ。』

二人は幸せに暮らし、子供たちにこんな家訓を残したのでした。
『正直者であれ!』とね。

おしまい。


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いかがでしたが、挿絵と一緒に読めば
それなりに楽しいでしょう。

このサイトには、世界の絵本がたくさん掲載されています。
是非、覗いて見て下さい。


サイト『デジタル絵本』
http://www.e-hon.jp/index.htm


※どの物語を読むか選んだら、
 上部の「NEXT」でページがめくれます。



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