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身辺抄

 私が毎日読むブログの一つに
ローズコーンさんの「老いてこそ勉強」と言うブログがあります。
※老いてこそ勉強

毎日、味のある短歌と英語詩を更新しておられます。
シニア初心者として、私がとても敬愛する方です。
特に素晴らしいのは日々のコメントの数です。
素敵なお仲間と楽しくやっている姿がとても羨ましいです。
私も触発されて短歌を考えてみましたが、
名作どころか「迷作」も浮かばないので、
若いころ大好きだった小椋佳さんのアルバムの中から
「身辺抄」という珠玉の短歌を転記させて頂きます。
^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

身辺抄 
     作詞 折口正記
     作曲 小椋 佳
1 造花めくチューリップの花を厭(いと)ふ夜
  天気予報はまた雨を告ぐ
  決議には間のある議論つづきいて
  窓には春がささやかれいる
  色彩のなかりし過去を省みる夜を
  春の雪止む気配なし
2 珈琲をのみし夜更けを再放送の
  テレビもいつかうとましからず
  鳴りいでし柱時計の音色さえ
  意欲なき今日のわれにへつらう
  計画のみに過ぎし幾つかのことありて
  この秋もまた安息はなき
3 それぞれの形に冬の空を刺す
  枯れ木の道に歩み疲れき
  尾を振りて寄りくる犬を突きとばす
  わが裡(うち)にある何かを恐る
  往来(ゆきき)なき舗道に雪の降りしきりときに
  追憶の野兎(のうさぎ)がとぶ

※この曲は小椋佳さんの「渡良瀬逍遙」というアルバムに収録されています

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