2015
10.20

本日はコーヒーブレイク 夫婦川柳



この数日のブログは、
かなり重たいテーマが続いたので、

今日は息抜きに、
「夫婦川柳」でお楽しみ下さい。

あなたが知っている作品も多いでしょうが、
夫婦の哀愁がにじみ出ている名作ぞろいです。

その途中途中で、区切り線かわりに
差し込む画像は「なかよし夫婦」の画像です。

長年共に生きてきた夫婦の
思い切りの笑顔やはにかんだ笑顔も
どうぞお楽しみあれ。



「長生きは したくないねと ジム通い」
「延命の 治療はするなと 書いて消し」


今、シニア世代の人々の間で、
老いや病、孤独などをユーモアあふれる表現で
笑い飛ばす川柳が人気を集めています。

病や介護、年金、孤独といった
シニア世代をとりまく不安や課題を、

辛いとか苦しいと嘆くのではなく、
敢えて笑いに転化しているようです。

今日はそれらの中から、
「夫婦」に主題を置いた川柳を中心にご紹介します。

川柳は、 五七五音のリズムで人情を詠み、
人や社会を風刺する口語の詩みたいものです。

川柳の表現は、俳句に比べると自由で、
俳句のように切れ字や季語を
使用するという約束事もありません。

俳句は、主に自然を対象に詠むことが中心でですが、
川柳では、人事を対象に切り取ることが中心です。

俳句では、詠嘆が作句のもとになり
「詠む」といいますが、
川柳では、詠ずるのではなく「吐く」ものです。

川柳は、俳諧の<平句ひらく>が
独立して文芸となったもので、
発句として必用な約束事がありません。

題材の制約はなく、人事や世帯、
人情までも扱われます。



なかでも、
中高年が最もハマる笑いのツボは「夫婦」。

中高年の夫と妻の掛け合いは、
愛憎が深いぶんだけ笑えます。

漫談で超人気の、おばさんたちのアイドル
綾小路きみまろさんが爆笑夫婦ネタを
五・七・五の川柳にまとめた新刊が発売しています。

ありそうでなかった川柳+ライブの決定版、
題して『きみまろ「夫婦川柳」傑作選』。

その中に収録されている、
「夫婦バトル」編の傑作をご紹介。



贅肉を 寄せて集めて Cカップ
「連れ合い」も 10年経つと 「つれない」に
「別腹」が 外から見える 妻の腹



がんばって いただきたいの その顔で
奥様も 化粧落とせば ゆるキャラに

メイド服 女房がきたら 冥土カフェ

「ダーリン」と 呼んでたダンナが 「ダラリン」に
女房の 顔を見るたび 「不整脈」
妻が上 口も 態度も 体重も

寝床別 風呂も別々 墓も別

メシと風呂どちらにする?とオレが聞く
いい夫婦「夫婦じゃなくてもいい」夫婦

あ~言えば こう言う妻と 40年!

あったけ? 夜の亭主の 「お・も・て・な・し」
今日もまた 女房元気で 留守が良い



女房に なついた犬に 吠えられて

分け前を 妻子が決める 退職金
女子会と 聴いて覗けば 六十代

スマートフォン 妻と同じで 操れず

胃カメラじゃ 決して見えない 腹黒さ
最近は 忘れるよりも 覚えない




素人のシニア世代の方も負けていません。
本当に味のある川柳を詠んでいます。

帰宅して 一番喜ぶ 犬のポチ
帰宅して 妻の機嫌を 犬に聞く
コタツから 首だけ出して 仕切る妻


散歩して 先行く妻の 影踏めず
愛してる 聞いた答えは 愛してた
愛してる いつのことだと 居直られ




愛してる 口先ばかりと ののしられ
俺だって 女房元気で 留守が良い
振り向くな 後ろ姿の 妻が好き


妻留守で 疲れが撮れる 我が家かな
オナラして 素知らぬ顔の 古女房
湯上りに 恥じらいすてた 我が女房


昼寝するオイラをまたぐ恋女房
湯上りのブルっと揺する二段腹
定年で犬も嫌がる五度目の散歩




犬よりも 安い服来て 散歩する
父帰る 娘出かける 妻寝てる
楽隠居 夢に見たのと大違い

楽隠居 妻にゴマ擦る 我悲し
週休も 七日となれば 持て余し
老いボケて 同じ話の フルコース


話し手も受け手もボケて楽しそう
何でまた定年したのに草むしり
意地を張り とぼけていたら「と」が取れた




化粧品 何をつけてもシワの中
若い日の 自慢のエクボも シワの中
グレてやる!それならジイちゃんボケてやる!


化粧とり 思わず泣き出す 孫娘
役員に やっとなれたぞ 老人会
何だっけ?取りに来たのにまた戻る


ヤキモチを 妬いてるうちは ある色気
入れ歯取れ 目玉はずせと せがむ孫
厚化粧 お面欲しいと せがむ孫




紅を指し 唇だけが 若返る
通院で 化粧とおしゃれが 出来る今
病して 薬飲むため 食事する


飲み薬 飽きてきた日が ご臨終
燃え上がる 恋した人を 今介護
白内症 治して老けた 妻の顔


通院の 散歩で足腰 鍛えられ
歳重ね ついてくるのは 病だけ
イナバウアー 試して倒れて 救急車




物忘れ しても晩酌 忘れない
老いの愚痴 磨きがかかり 名人芸
三ツ星は 親切優しさ 良い診立て

人生の行動広がる車イス
優しさの 裏に隠れた 怖さかな
また増えた シワの数だけ 愚痴の数


柿買えば オレが皮むき 妻パクリ
杖代わり 言い訳にして 手をつなぐ
懐の 離婚届に 癒されて




お互いの 面影どこへ サギ夫婦
気持ち良く 夫がイビキ 鼻つまむ
わがオット 寝ている姿は オットセイ


お~い、お茶 出てくるものは 愚痴ばかり
誕生日 なにもないのが サプライズ
チャンネル権 リモコンどちらも 妻の物


老夫婦 「あれ」「これ」「それ」で 分かる仲
今聞いて こっち向いたら もう忘れ
忘れたと 気づける内は まだ安心


あなたも詠んでみませんか?

5・7・5のテンポいいリズムで、
人情を詠む川柳。

家族や社会を風刺しつつも、
なぜかクスッと笑えます。

思わず「そうそう」「あぁ、うちも!」と声が出て、
詠み終えるとなぜかホッコリ。

たかが17文字、されど17文字。
魅力あふれる川柳の世界。

あなたもひとつ詠んでみませんか♪



笑いジワ あなたがくれた 贈り物
浮気より 心配される 血糖値
共白髪 これが二人の マニフェスト


好きだよと 入れ歯はずして 言ってみる
俺よりも 俺に詳しい 妻がいる
一言が 少ない夫 多い妻


アゴ二重  腹三段でも 目は一重
写真でも 女房だけは 3D
パパ定年 チラシ持たせて ほら散歩


はくだけで やせる下着が はいらない
「均一」に 「OFF」に「割引」 目移りし
くしゃみして トイレに走る 歳になり





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コメント
おはようございます。
身につまされるもの、あるあるとうなづくもの、
そして笑い転げるもの。
あらためて川柳っていいなあと思いました。
これからの人生を詠むのはやはり川柳ですね。
笑い飛ばして人生冬の季節を温かく過ごし
たいと思いました。

いづれにしても創作するのはボケ防止。
下手な短歌も、俳句も尚且つ川柳も楽しんで
生きたいと思います。

日本人の老いた人たちもみな素敵ですね。
選ばれた写真も楽しんでいますよ。
dot 2015.10.21 06:46 | 編集
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