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2015
10.23

定年夫の哀愁を描く 小説「孤舟」に想ふ



男たちは定年後にどう生きるのか?
http://toyokeizai.net/articles

厚生労働省によると、男性の平均寿命が
初めて60歳を超えたのは、1951年(昭和26年)のこと。

当時の定年が55歳だとしたら、
引退後に少しゆっくりした後でまもなく、
「お迎え」がやって来るというイメージを
持つことができたワケです。

ところが最近は、男性の平均寿命は80歳に達した。
60歳で退職しても、20年以上の人生が続いています。

およそ半世紀余りの間に、
約20年寿命が延びている計算になります。

20年間というと、オギャーと産まれた赤ちゃんが
成人式を迎えるまでの長い長い歳月です。

「人生が80年なら、
残る人生でもう1回勝負できるかもしれない」と、
人生80年を意識している人が当たり前になってきました。

定年後は楽隠居

平均寿命の伸びがあまりにも急激だったので、
意識や生活がそれに追いついていないのが現実です。

平日の図書館では、定年を迎えたとおぼしき数人の
決まった顔ぶれのオジサンが、新聞を読むために
朝の開館を待っているという話を聞くにつれ、

これからの自分の20年間を、
いかに過ごすかを、真剣に考えておかねばと思います。

現実にもう、始まっているのですから、
せめて、奥さんの20年間のジャマをしないような
自立した生き方をしたいと考えています。



孤舟 こしゅう

今日のブログは、小説「孤舟」が題材です。

「孤舟(こしゅう)」とは、一艘だけ
大海の波間に漂う“孤独な舟”を意味します。

代表作「失楽園」で有名な恋愛小説の大家である
渡辺淳一氏が御年76歳にして2010年に発表した本です。

この本は、当時異例の30万部を超え、
男性ビジネスマンはもとより、OLや主婦層からも
多くの支持を集めました。


http://diamond.jp/articles/-/10164

この本は、定年夫の哀愁を描く力作。



あらすじは、こんな感じです。
  ↓↓↓

大手広告代理店の上席常務執行役員まで上りつめた
主人公・威一郎は、社長派に属していなかったために、

第二の職場として提示された関連会社社長ポストが不満で、
60歳で定年退職する。

定年後は悠々自適、バラ色のはずだった……。

だが、待ち受けていたのは夫婦の亀裂。

現役時代はほとんど家庭を省みる暇などなかった。
それに慣らされた妻は、一日中家にいて、
身の回りの世話を強いる主人公にストレスを募らせる。

妻が外出するとなると、行き先や帰宅時間を執拗に尋ね、
「おれの食事はどうなっている?」と
インスタントラーメンすら作れぬ家事音痴ぶり。

女友達と長電話すると、あからさまに嫌な顔をする。
妻は典型的な「夫在宅ストレス症候群」に陥った。

かくて妻は長女のもとに逃げ、
主人公は愛犬とだけ暮らすようになった。

これではならぬ、もっとときめきたい、と一念発起。
デートクラブの会員になった。

派遣されてきた若い女性と食事を楽しんでいるうちに、
熱い思いがこみ上げてきた。

高級ホテルに誘い、京都宿泊旅行を夢見るが、
どっこい、彼女は意外なほど堅物で、
一線を超えさせてくれない。

何度か健康的なデートを重ね、
家にも来てもらううちに妻にばれそうになった。

そんな日々を過ごしているうちに、
主人公は、宅配便を受け取るようになった自分に気付く。

今まで家事のことは一切しなかった男だったのに。
家に戻った妻にからかわれる。

そして、主人公は自省する……。
「もしかして、一時、妻がここから出ていったのは、
俺を自立させるための手段であったのか。」

「ほとんどなにもせず、一日中家でぶらぶらしている夫を、
少しは家事を手伝い動くようにさせるための
策略だったのかもしれない」

「この際、しつけられたのだから、しつけられついでに
料理でも習いに行ってみようか。
それでは、妻のいうままになったような気がしないでもないが、
定年になったいまは、いっそそのほうが生き易いのかもしれない」

「いつまでも大企業の役員のつもりでいても無意味である。
すべてが変わった以上、自分も変わらなければ
生き辛くなるだけである」


……とまあ、こんな小説なのです。



是非、図書館か古本屋さんで手にとって
読んで頂きたいオススメの小説です。

この本を読んだ方が、どんな感想をお持ちになっただろうと
ネット検索をしてみた中で、面白いと思った記事を転載します。
まったく視点が異なる二つの読後感想記事です。


http://hon-yomi-hp.seesaa.net/

約一年前、意に染まぬ子会社社長の席をけって、
大手広告代理店を定年退職した大谷威一郎。

待っていたのは、家族からも疎ましがられ、
友だちや趣味も見つからず、
毎朝、どこへ行こうか途方にくれる日々だった。


会社員時代にはブイブイいわせて
家に帰ったら「フロ」「メシ」だけだったという
驕り高ぶったニッポンのお父さん。

そのプライドが惨めに踏みにじられ、
鼻っ柱をぶち折られ、虐げられ、屈辱にまみれ、
哀れに屈服し、ひざまづき、土を舐める、
そのありさまが、もうたまらんのですわ。

これまで四十年近くにおよぶ会社人生で
培ってきた経験豊かな自分が、

この程度の簡単な職場で働くことなんて
できはしないと傲岸にも、

求人のえり好みをしている威一郎には、
もちろんいい再就職の口はありません。

面接会場でプライドを傷つけられ、
打ちのめされて帰宅します。

汗をかいたので、お風呂に入って
頭を洗おうとするわけですが、

シャンプーの容器を手にとって頭に振りかけたが、
中身がほとんど出てこない。どうやら空のようです。

「おーい」と奥さんを呼んでも返事はなし。
奥さんも無視を決め込む。

「勤めている頃には、こんなことはなかったのに…」と、
イラついて妻の不注意をとがめる。

「俺のシャンプーがないんだ!」
「あら、すみません。今度、買っておくわ」
「それだけか‥‥」と喉元まででかかったのを抑えると、
妻は再びテレビを見ている。

「なんだ妻の奴、いい気になってるんじゃないのか!」
文句をいうと、逆ギレされ、

「正直いえば、
お風呂の掃除くらいは手伝って頂きたいわ!」

とあっという間に返り討ち。

「俺に、風呂を洗えというのか…」
という思い上がりっぷりが、滑稽でたまりません。

読者は、このあたりでちょっとゾクゾクしてきます。
ようし、いいぞう、こんな男、もっといじめてやれ。
うふうふ、威一郎、
身の程を知るがいい‥‥。


そうして妻に押し切られた威一郎は、
素直に風呂掃除をすることになったものの、

洗剤容器の裏の説明書を読もうとするも、
字が小さくて読めません。

「おい、眼鏡を持ってきてくれ」
「それより、まずやってみてください」

強気の妻は、相手にしません。
ぐふふ、いいぞいいぞう!

「この年齢では、思っていた以上に大変だが、
それにしても、妻や娘が入る風呂を掃除するとは‥‥。
これでは、浴室の掃除係になったと同じではないか!」


ああ、もう、この天然の勘違いっぷり、たまりません。
もうあなたはね、役員でも何でもないのよ!

ただの還暦過ぎの、
家ではまったく役に立たないしょぼくれ男なのよ! 
ぐふぐふ、ぐふふふふ。

風呂掃除のあと威一郎は、先日の出来事、
会社時代の部下に会ったときに

「結構、忙しくてね‥‥」などと
見栄を張ってしまったことを思い出して、
我ながら情けなくなり、一人むせび泣く。

夕日を見ながら涙。風呂掃除して涙。

うふふふ、いい!
たまらなく良いキャラだわ、威一郎!


お正月の出来事。

退職して2回目のお正月には、年賀状は激減。
「六百枚も印刷したのにどうするの」
そう妻からいたぶられます。

特に寂しかったのが、現役の常務時代に、
一緒に数回ホテルに泊まったことのある銀座の
クラブ「まこと」のママからの年賀状。

はっきりいって、
大阪の子会社に行かないかといわれて断ったのも、
このママに逢えなくなるのが一つの原因でもあったなどと
惚れまくっている愛人なのです。

そんな彼女からの年賀状には、
「賀正」という印刷文字と写真がのっているだけで、
自筆の文字は、どこにも見当たらない。

ああ、威一郎、哀れ。純情すぎ。

「一言くらい、自筆で書けなかったものか…」
写真のママにいってみても、
もちろん言葉は返ってこない。

なんだか哀れを通り越して、
何やら愛しくなってきます。

うふうふ、
もっとひどい目にあえ!


次第に卑屈になってきた威一郎は、
妻のご機嫌をとろうとハワイ旅行に誘ってみます。

もちろん、妻は即座に拒否。
やったー!

退職後すぐに行った京都旅行で、
「あのとき、お父さんはお土産を買っても
手を差し延べてくれなかったでしょう。
重くて肩が凝ってしまったのに…」

などと、これまでのダメ夫としての所業が
次々と暴き出されます。
ああ、もうサイテー!

「俺はカメラ係だったから」と反論すると、
「カメラ係と言っても風景ばかりで
 私の写真なんかほとんど撮って
 くれなかったじゃありませんか!」

旅先でも「フロ」「ネル」っていうだけの夫の面倒を、
みたくないと、妻は威一郎をバッサリ切り捨てます。

いいぞいいぞ!もっと言ってやれ!
ぶちのめしてやれ!

思い返してみると、退職直後、映画に誘ったときも、
威一郎は妻に断られていました。

当然、喜ぶと思っていたのに、妻はあっさり
「気がすすまないわ」とつぶやいた。

映画すら一緒に行きたくないんだって。
うひひひ、いい気味。

妻が拒否した理由は、
「お父さんはときどき、所かまわず
大きなくしゃみをするでしょう」


ということで、なんかもう、
男としてダメダメな感じ満タン!
むふふふ。

娘の美佳も妻を応援して、
「それって、KYよね」と冷たいひと言。
ぐひぐひ。

そして今回の旅行拒否。
ずたぼろになった威一郎は、

「この三十年間、俺たち夫婦はなにをしてきたのか…」
と、またしても途方にくれるのでした‥‥。

いかがですか、なんだか気になってくるでしょう。

現役時代に妻を家政婦代わりにコキ使ってきた旦那に
定年まで自らの本性を包み隠してきた妻が
秘めたる資質を開花させ、さらに娘の美佳も加わって、
ここぞとばかりに渡辺淳一の華麗な筆が冴え渡ります。

さあ、これからさらに、威一郎が
どれほど無様にぶちのめされてゆくのか、
妻からいかなる仕打ちを受けるのか、

気になってしかたがありません。
今から続きを読むところです!



次の感想記事は、ちょっと冷めた視線の内容です。
 ↓↓↓


http://blogs.yahoo.co.jp/

つまらない小説を読みました。
渡辺淳一の『孤舟』(集英社文庫)です。

帯にいわく……

「定年退職後、いかに生きるべきか!? 
バラ色の人生を取りもどせ!。
サラリーマン人生が充実していた人ほど、
対年退職後、思わぬ孤独に陥ります。

この『孤舟族』の問題は、
いまや大きな社会問題。

すでに孤舟族の方、
そんな夫や父をお持ちの方、
定年なんてまだ先のこととお思いの方。
あらゆる世代必読の国民的小説、
待望の文庫化!」。

何となく
自分に当てはまるような気がして
読んでしまいました。

「定年退職後の男は変わらなければならない」
「もう仕事をしないのであれば家事を
 公平に分担しなければならない」なんて当たり前のこと。

わざわざ大作家に教えてもらう程のことではありません。

「主人在宅ストレス症候群」
夫が家に始終いることによって妻が強いストレスを感じ、
体に変調を来すことをいう。

新聞記事の初出は十年も前。
団塊世代の定年が近づくにつれ、
広がりを増し人ごとでなくなった。

「亭主元気で留守がいい」
「粗大ごみ」「ぬれ落ち葉」。

夫をコケにした言葉は数々あれど、ついに病因とは!

馬車馬のように働いて、やっと解放されたと思いきや、
妻から蛇蝎のごとく嫌われるのでは報われない。

夫の死後、女友だちが集い、
祝杯を挙げることを「裏葬式」というそうだ。

「男にとっては妻の死は最大のストレスだが、
女にとっては夫が生きていることが最大のストレス」
(三好春樹著『なぜ、男は老いに弱いのか?』講談社文庫)。

冗談が笑えない。

妻をストレスから守る処方箋は実は簡単である。
家庭に上下関係を持ち込まないこと。
仕事を率先してこなすこと。
適度な距離感を保つこと。
みんな会社で学んだことだ。


亭主の老後とは、
女中心社会に再就職することと知るべし!

新入社員よろしく、
おずおずと振る舞うに限る。

骨惜しみする新米はつまはじきに遭う。



小説「孤舟」

機会があったら読んでみてください。



今日のブログは、二つの感想記事を
掲載するにとどめます。

上記の記事を読んで頂いた上で、
著者が想いを語ったインタビュー記事を
読んで頂けば、私が本日のブログに込めた意図が
お分かり頂けると思います。

是非、読んで下さい。
 ↓↓↓

http://www.chuokoron.jp/2010/11/post_42_1.html





ローズコーンさんよりコメントを頂きました。
掲載して、返信文を書かせて頂きます。

まずは、コメント文からお読みください。


▲http://plaza.rakuten.co.jp/hamabira/



ローズコーンさん
有難うございました。

今日のブログは、無駄に長くて
まとまりのないブログだったなぁと
我ながら思っています。

しかし、これは実は
明日のブログへの前フリのつもりなのです。

私のブログをお読みくださる
わずか20名足らずの読者さまは
予想するに、ほとんどが奥さんのようです。

私はその方々のためになる記事が書きたいです。
だから、ブログテーマもそのつもりで選びます。

男は、外では偉そうにしていても
家庭に戻れば、本当に情けない人が多いものです。

何故なら、男の世界はタテ社会で
家庭の中はヨコ社会だからです。

職場のコミュニケーションといっても
タテ組織の中での役割分担で形成されており、

ヨコの連携といったところで
実際には、目に見えないタテの力関係の中で
綱引き・かけひきされていたりします。

そうしたことを意識して付き合うことは
職場ではとても大切な感覚なのですが、

定年後に家庭に入ったら、
その感覚をスパッと捨て去らないと、
家庭のヨコ組織には順応できないと思います。

まだ、未整理で分かりづらいでしょうけど
奥さんとの夫婦関係には、職場みたいな
上下関係もないし、競争もありません。

ただ共存共栄を目指す関係です。

そうした職場にはあり得ない関係に
定年後の自分が身を置いていることに
気付けない旦那さんが家庭の中で
異分子扱いされます。

それは、旦那さん自らが気付かないと
奥さんや子供たちが教えてあげても
男の体面が邪魔をして、素直には
聞き入れることができない人が多いです。

自分で気付けないままでいると
家庭の中で居所を見い出せないままに
自閉症的に引きこもってゆくことになります。

そうなると、ボケへの道をまっしぐらに
つき進むことになります。

自業自得といえばそれまでですが、
旦那さんがボケたら、誰に一番
負担がかかるでしょうか?

私はそれが言いたいのです。
旦那さんをボケさせてはイケマセン。
家族みんなが迷惑します。

「もう、どうでも良い!」と
旦那さんをほったらかしにしては

タテ社会でしか生きる知恵のない旦那さんは、
ヨコ社会の家庭内で迷子になって
早々にボケが始まってしまいます。

旦那さんをボケさせてはイケマセン。
家族みんなが迷惑します。

私は少し精神世界について
魂の向上について学んできました。

奥さんであるあなたが、
旦那さんとのことはさて置いて、

いくら気の合うお友達と毎日を
楽しくすごしているからといっても、

それを放っておくほど
魂の学びは単純ではありません。
それほど寛大でもありません。

あなたの中の魂さんは、
あなたの旦那さんとの関係を通しても
常に学びたがっているのです。

あなたがさて置いていることにこそ
学びを求めてきます。

ワガママ放題で自分勝手な旦那さんに
あなたの方から気を使うのは
確かにシャクなことかもしれません。

けれども、魂の学びは容赦しません。
夫婦の絆の有難さをボケた旦那さんの
介護を通して気付かされるのか、

お互いに元気な今のうちに、
二人の関係を好転させる努力を通して
自ら気付こうとするのか、

動機なんてどうでも良いのです。
どちらが「楽」かって話です。

そんなことも考えてもらいたいです。

ボケるって生活習慣病です。
明日、そのことを調べて書くつもりです。

本日のブログ記事に書いたように
家庭内での居所を見い出せない旦那さんは
早々に脳がボケ始めやすいのです。

旦那さんの脳をボケさせてはイケマセン。
それは、あなたの人生にとっても
大変大きな問題になります。

そんなことを明日書くつもりで、
今日の記事を前フリとして書きました。

定年退職した旦那さんをいかにボケさせないか
それは、実は奥さんのこれからの
快適な人生を脅かす深刻な問題であることを
お伝えしておきたいと思います。

ローズコーンさん。
あなたのコメント文とは、まるで
関係のない返信文になってしまいましたが
そんなつもりで今日の記事を
明日の記事につなぎたいと思っています。

ではまた明日まで
ごきげんようです♪




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コメント
二つの感想文楽しく読ませてもらいました。

主人公の辛さは、やはり自分が持ちだしたもの。
もっとおなさにころから、男の人生、人間の人生は
どういった流れを持つものなのか、また
人はどう生きるべきかなど、学んでおく必要が
在るようですね。
私もそんな授業を受けていれば、もとましな人間に
なったかもしれないけど。

然し若い時には他に学ぶことが多すぎて
そんなとまで学ぶ余裕はないですね。

定年退職してから、もう一年退職後の生き方を
学ぶことができたらいいですよね。それは会社が
お金を出し合って、大学なりにお願いして・・・。

人間て、難しい生き物ですね。満ち足りていても
それ以上のものを欲しがるのですから。

ローズコーンdot 2015.10.23 06:54 | 編集
管理者にだけ表示を許可する
 
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