2011
12.02

「主人在宅ストレス症候群」への処方箋?


まもなく、定年退職を迎えるご同輩、

つまり、会社なり仕事場で過ごしてきた男性の方に、
退職を機に『夫婦』について考えてみる事をお勧めします。

シニア世代の方々は、子育ても一段落つき、
仕事も定年退職を迎えられる方々が多いと思います。

そうなると、これからの人生は
『家族』、『会社』と言う単位から
『夫婦』と言う単位に変わっていくことになります。

今までは子育てや家の事を任せっきりにして来た方も
これからの人生をシッカリと話し合ってみてはいかがですか。

話を切り出しにくかったり、話しづらかったら、
ちょっとした旅行に行ってみるのも良いかも知れません。

温泉や郷土料理に舌鼓を打ちながらでしたら、
ゆったりとした気分でご夫婦の話も弾むことだと思います。

そういう時間は、今まではなかなか取れなかった方が大半でしょうから
シニア夫婦のスタートとしても良いと思います。

長年連れ添ってきた奥様にご褒美を贈るものヨシ!
一緒に次の「挑戦」に向かって進んで行くのもヨシ!

とにかく今後のシニア人生について
ご夫婦でゆっくりと話し合う事が大切だと思います。

定年を間近に控えて、そんなことを思うこの頃です。

さて最近、図書館で面白い本を見つけました。

★「新・主人在宅ストレス症候群」




2007年から09年にかけていっせいに定年退職を迎えた
団塊退職者の人数は280万人程度と推定されています。

約40年近く家庭から逃亡していた夫たちが
いっせいに戻ってくる訳ですから、
妻たちには差し迫った、深刻な恐慌を予感させるようです。


「元気で留守が取り柄であった夫が帰ってくる」

亭主関白型の夫と、
自分を抑えて夫に従うという構図の夫婦で、

高圧的な夫に気持ちを伝えられないため、
精神的なストレスが体の弱い部分を攻撃するらしいのです。

患者の症状は、ストレスと強い関係のある高血圧や胃潰瘍、
十二指腸潰瘍、気管支喘息、過敏性腸症候群などのほか、

脱力感や冷や汗、震えなどが起きる低血糖症候群、
慢性肝炎とさまざまだだとか。

夫在宅ストレス症候群

かくして夫は家にいること自体をうとまれる。あるいは拒まれる。

何故でしょうか?

家に帰りたくない夫たちが話題になったのはバブル時代。
「帰宅拒否症候群」が先行指標として現れました。

そして、団塊大量退職時代をむかえ、
妻たちに番が回ってきた。

つまり夫婦がそうであるように、
「帰宅拒否症候群」と「主人在宅ストレス症候群」とは
一対の現象ではないでしょうか。

定年前に溜まりに溜まった有給休暇を消化しようと
妻と昼間に演劇、映画さらにレストランへ出かけました。

どこへ行っても女性ばかりでした。

その場にいい年回りの男がいるだけで、
奇異な目で見られました。



すべての女性ではないでしょうが、
専業主婦は、はるか前から自分らしさを求めたり
考えるチャンスと時間に恵まれていたようです。

夫は会社と一心同体で生きてきました。
それ以外の自分がどこにあるでしょう。

夫の自分探しはまだ始まってもいません。
妻ははるか先を走っています。

夫と妻に生じたギャップ。
退職の日、否応なく夫婦は向き合う。

病を育む構造がポッカリ穴を開けて待ち受けていたことに
愕然としながら…。

夫在宅ストレス症候群

どういう夫が妻の災いになるのでしょうか?

妻の言い分を集約すると、以下のとおりになります。

・無口
・家事を手伝わない
・妻の意見を聞かない
・妻を束縛する
・外出が嫌い
・無趣味
・口うるさい
・亭主関白

なかなか手厳しいご指摘です。

しかしまた、夫もまた苦しんでいることを見落としてはいけません。

ネクタイを外す。
スーツを脱ぎ捨てる。

しかし、背負っていた肩書まで脱ぎ捨てるのは
真にむずかしいことです。

「意識」を捨てるには時間が要ります。

自らを肩書から解放してやらないといけないと感じてはいる。
会社は私や君がいなくても、支障なく動いていく。
その事に慣れないといけない。

倒産やリストラにあわずに定年退職をむかえた男たち。

彼らはエリート。

しかし、自分で稼がなければならないという責任からは自由でした。
団塊専業主婦もエリートです。

二人はともに高度成長社会という枠組みの中しっかりと適応してきた。

退職で妻も夫もリセットされる。

今後要求されているのは適応ではありません。

まだ老いは先にある。
エネルギーも使い果たしてはいない。

団塊ペアーは溝を埋める事ができるでしょうか。

一足先に社会的適応から抜けだし、

自分らしい生き方に妻たちは踏み出しています。

夫は妻をうらやみ、束縛してはならない。

むしろ妻の言い分から学びとり、
自らの壁を乗りこえなければならないのでしょう。

このブログをお読みのあなたが奥様の方なら、

企業戦士として生きてきた夫が
何もせずに家にいるようになったら、碌なことにはなりません。

奥さん方は今からでも遅くはないから、
亭主関白型の夫の「改造計画」を練っておいた方がいいかもしれませんよ。


主人在宅ストレス症候群の対策と解消法 


<主人側>

①自分が妻のストレスの原因になっていることを認識する。
 妻からは言い出しにくいことを理解するとともに、以前は妻は自由であったことに気づく。
 
②亭主関白にならないこと。
妻に「おさんどん」を命じない。妻の外出先などをチェックしない。妻の話に耳を傾ける。

③接触時間を短くする。
 妻の外出を許す。自分から外出する時間を増やす。たまに旅行する。
 
④趣味や発散を自ら楽しむ。
 妻に自分流の楽しみ方を強いない。夫婦で楽しめる趣味やスポーツを探す。

⑤妻が「主人在宅ストレス症候群」とわかれば、専門医に連れて行く。
 妻の治療を妨げない。妻に協力し、専門医やカウンセラーからの来院要請に応じる。


<妻側> 

①自分を抑えてばかりいないで、ある程度自分の意見を主張する努力が必要である。
 原因が夫にあることに、気づいてもらうよう夫に働きかける。時には開き直り、本音をぶつける。

②夫との接触時間を短くする。
 外出の機会を増やす。アルバイトを見つけて働くのもよい。旅行などで、たまに家を離れる。
 
③発散やリラックスが大切であると認識し、実行する。
 趣味やスポーツを楽しむ。リラックス法(ヨガ、自律訓練法など)を身につける。

④自分で解決が難しいと思えば、専門医に相談に行く。
 心身両面の検査治療を受ける。夫にもなるべく同伴してもらう。

⑤夫婦問題がこじれている場合は、カウンセリングを受ける。

--------------------------------------------------------------------------------

読み思ってみると、面白い本でした。

同じような症例がいくつも出てくるのに、
解決策の方は薬を飲むことだけだったりする。

読んでいていちいち覚えがあることなので、
「もう分かった。ハイハイハイ、私は悪い夫ですよ!」と

イライラして叫びたくもなりますが、

まずはその当りから自分を変えていかねばならないと
自分を戒めていこうと決意しました。

奥さんが何かしゃべり出したとき、
「先に結論を言え!結論を!」などと頭ごなしに言ってはいけません。

気弱な私はそんなことは言えませんが、
態度に出てしまうようです。

効率的な事務連絡が必要な職場と異なり、
家庭では心が通うコミュニケーション、

つまり、「むだ話」が必要なのだと、
再認識させられました。

この本を読んだ後、
急に態度を変えるのもくやしくもあり、

とりあえず反省だけしているところです。

--------------------------------------------------------------------------------

この本とは直接関係ありませんが、
全国亭主関白協会」というホームページを見つけました。



亭主関白というより、
いかに上手に妻の尻に敷かれるかというジョーク一杯の会のようです。

一部抜粋させて頂きます。


★愛の三原則(心は入れなくていい、気持ちは後から付いてくる)


「ありがとう」をためらわすに言おう
「ごめんなさい」を恐れずに言おう
「愛してる」を照れずに言おう

★非勝三原則(夫婦喧嘩の際の、亭主の心構え)


「勝たない」
「勝てない」
「勝ちたくない」

★夫婦ウル・オス三原則(冷えつつある夫婦の絆を復活する)


「しゃべる」
「食べる」
「ふれる」

興味のある方は、是非のぞいてみて下さい。
全国亭主関白協会
 

本日はここまで。
よろしかったら1クリックを!
 ↓↓↓
にほんブログ村 ライフスタイルブログへ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ
スポンサーサイト

トラックバックURL
http://dejimablog.blog39.fc2.com/tb.php/32-da2ab8fc
トラックバック
コメント
管理者にだけ表示を許可する
 
back-to-top