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2016
11.12

夫の介護について



現在ご主人の介護を頑張っている方に
ほんの一行でも参考になることを願って
この記事を転載いたします。

BY ナガサキ・ブタロー





自己紹介

横浜市泉区に住んでおります森山晏子でございます。

夫は皆様よくご存知の森山志郎で、
何時も皆様にお世話になっております。

昭和60年9月11日以来
私は介護者の立場になりました。

もう20年間にもなります。

昨年、福島大学にて話しました
「中途障害者となった夫を介護して思った事」が、
滝野様のお目に留まり、これを中心にしてお話をして欲しい、
とのご依頼を受けました。

現在は、介護者の会にも携っておりますので、
高齢者介護についても、共通する事も
お話させていただきたいと思っています。

余り模範的なお話では無いのですが
お聞きいただければ嬉しゅうございます。

リハビリについては、焦らせてはならない。


リハビリは、早期に始めた方が
効果があると言われます。

夫が脳梗塞だと分った時、
私は友人や親戚の医師に電話で聞きました。

まだ筋肉がある間に
リハビリの運動を始めた方が良いと言うので、

私も症状が安定して起立訓練が始まると、
一生懸命励まし、手伝い、一緒になってしました。

しかし、良くなりたいと一心に思っている本人に
追い打ちをかける様な励ましをしたからでしょうか、

肝臓障害でリハビリは一時中止、
そして1ヶ月経って再開の許可が出た時には、
見るも無残な姿でした。

障害が有る手足を動かすことは、
健康な時の運動とは違い、疲労度も大きいようです。

でも、使わなければ筋肉が失われてしまい
動かなくなってしまう、廃用性症候群と
今日言われる症状です。

マヒの無い方、高齢者でも、程度は違っても
筋肉は使わなければ失われてしまいます。

運動は上手に続けていく事が大事なのだと知りました。
現在では、このような事は余り聞きません。
随分診断も、対応も、進歩したと思います。

優しいだけでは支えられない

リハビリ運動が再開された時、私も疲れきっていましたし、
医師の注意もなくて不安でしたので、経験のある付き添いさんに
リハビリの時間は付き添ってもらいました。

これは、いろいろとありましたが、
とてもよい結果を齎したと思います。

リハビリは甘やかしてはならないと言われます。

この付き添いさんは私では出来なかった訓練も、
運動のきっかけ作りも、ドライにこなし、
随分厳しいと思いました。

しかし、筋肉を労わりながら無理なく動かし、
ひどい炎症も起こらないように注意して訓練していました。

杖をついて歩けるようになった時は
本当に嬉しくて、只々感謝しました。

リハビリは甘やかしてはいけない
と言う事は本当だと思いました。

中途障害者になった夫を介護して感じた事
しかし家族が冷たく突き放したり、無関心になることは
本人の意欲を失わせる場合も有るのではないでしょうか。

ゆっくりだったら出来ることを、
してあげてしまう事は、

嬉しい事かも知れないけれど、
人によっては自尊心を傷つける事にもなるようです。

意欲は大事にしたいので、じっと待っているとか、
見ていて本人の意図が可能になる方向の手を出して成功させ、
共にそれを喜んであげる方が良い結果を生むように感じます。

又「うつ状態」になってきたときは、
優しく接する事が必要だと私は思います。

痺れや痛み、麻痺の辛さは、
経験の無い者にとっては理解する事ができません。
只聞いて頷くしかないのです。

私は黙って側にいました。

これはとても辛く辛抱のいる事で、
「支える」には、強さも必要なのだと知りました。

本人の意欲についての対応のしかたは、
とても個人差があるので、身近に居る方の(ご家族)判断が
大事になるところでしよう。

突き放されて元気になった方、潰れてしまった方、色々です。

いずれにしても、意欲には、
本人の気付きが大事なのですが、
それを育てる感覚も大事にしたいと思います。

お年寄りを介護する時は、能力低下が問題なので、
やはり気長に対処するところは同じです。

毎日の生活はなるべく
平常時の様に、病人扱いしないこと。


退院して家に戻った時をけじめにすると
良いのではないかと思います。

何時までも病院生活の延長で、お寝巻きで一日過ごしたり、
ぶらぶらしたり、病人らしい生活はよくありません。

病院生活の延長ではなく、
平常の家庭生活に戻すつもりで、

朝の洗面、着替えを、時間がかかっても行い、
食事もなるべく一緒にして欲しいのです。

しかし、障害の程度も違いますし、
家族構成も異なる事ですから出来ない場合もあるでしょう、

初めから完全にしようと思はないで、
省けることは後回しにして、介護者が疲れないように
して欲しいと思います。

高齢者の場合も、その程度によって違いますが、
基本的には同じでしょう。

家族もその障害に馴れる事。

本人にとっても、又家族にとっても、
こんな障害は初めての経験である事が多いと思います。

私は、一生懸命になって、
どうにかして夫を元気にさせようとする余り、
人から恐ろしがられた経験があります。

「以前、ここに怖い顔したお婆さんがいた、
髪も真っ白で、そのお婆さんが、要らないと言ったら要らないよ」
と言ったそうです。

その様な経験からお話に行った時、
「介護は疲れるのでボランティアさんにお願いしてでも、
お休みを取るように」と話しましたら、聴衆が顔をしかめていました。

これは、本人と介護者のそれまでに築いてきた
家族関係に関わった問題でも有り、納得しました。

「碌に介護をせずに遊び歩いている」と言われたのです。

でも、介護をするということは、自分のいまの生活に、
プラスアルファーとして1つの仕事が加わることでもあるのです。

どこかで息抜きすることが大事なのです。

それが後日、

私が「介護を考える会アイリス泉」を作り、
責任者になった理由です。

障害者と家族の問題は、それぞれの家の
歴史に関わる問題も多く、本当に一口では言えない
複雑さが有ります。

二人三脚をと思って取り組まれる方は、
初めから理想を追うのではなく、

出来ることをして1日過ごすつもりで、
お互いに障害に慣れる事が大事です。

機能は少しずつ回復して来ますが、
とても時間が掛かります。

しかし不具合も慣れてくると
出来る範囲も広がってきますから、

時を稼ぐつもりで焦らない事です。
家族が焦ると本人は、もっと辛く感じます。

高齢者の問題では、
この部分でのトラブルがとても多いようです。

現在は介護保険が施行されて、
この点は少し良くなったと思いますが、

先に希望が持ちにくい点、
我慢できない限度、問題は大きいと思います。

自信を失わせない努力、安心できる場を作る

それまでに果たして来た役割は、
なるべく変えないことが良いようです。

お仕事が続けられる場合には、
残存能力に応じた無理のない勤務が
出来るような条件を整える必要があると思います。

家庭での生活が、主体になる場合は、
何か小さい事で良いのですが、

成功する可能性の高い事に挑戦して成功させること、
少しずつ目標を上げて成功させること等、

成功の連続は、本人の自信の回復に
つながるように思いました。

中途障害者になった夫を介護して感じた事私たちも、
写真集を作ったり、写真展をしたり、旅行に行き、

新幹線の中を一人でトイレまで歩くのに
座席を伝うことを覚えたり、
いろいろ「出来た!」と喜びました。

こんな小さな成功体験を大事にしました。

又、同じ障害を持たれた方のサークルに入る事は
とても効果があります。

これは夫が「ほのぼの会」という
保健所の機能訓練教室に入り、

その後「泉睦会」という自主グループで
いろいろとしましたが、とても大事な機会だったと思います。

家族の方も一度、一緒に行かれてみると
その状態が良く分ると思います。

その障害者仲間の中でどんな状態なのか、
障害のある方にはどう接したら良いのか、
介護をしている者にとっても得るものは大きいと思います。

色々な人がいらっしゃるので参考になります。

本人は勿論、家族もパワーを貰います。
退院した後には、是非この様なサークルに入ることを
お勧めしたいと思います。

社会から隔離されてしまうことは良くありません。
新しいお友達関係が広がることは、

勇気をいただけることになります。

又、障害者になられても、
今までの友人関係も大事にしてください。

家族が、恥ずかしいからと止めたりするのではなく、
むしろ積極的に社会との繋がりを持つようにする方が、
張り合いのある生活が出来る様です。

年齢にもよりますが、
若い方でしたら後の人生が長いのですから、

基本的なリハビリ運動を続けながら、
再発の予防に気をつけて、新しい人生設計を
なさる事をお勧めします。

月日と共に少しずつですが
自由度が増してきて出来ることが増えますから、
諦めないことです。

高齢者の場合では、一人で楽しむだけでなく、
出来れば沢山の人に囲まれて過ごすと、
生き生きと過ごす事が出来ます。

今横浜市では、各地で「支えあい連絡会」を作り
高齢者が孤立しないように働きかけています。

能力の低下は、夫々ですが、なるべく、
役割は奪わないで上げられたら本人は幸せでしょう。

健康管理に協力して
再発させないよう心がける。


脳血管の障害を持った方は、
何か生活習慣上にも原因持った方が有るようです。

原因と思われる事には最大の注意をして
再発の予防を心がけます。

周りの人の心配りが、
本人の自粛を促す効果もあります。

煙草などを止めさせる方法として。

食事療法は、本人に責任を持って
もらわなければ困りますので、
一緒に覚え、協力します。

後は、本人にまかせ自己責任の範囲で
管理してもらいます。

高齢者の食事については、
楽しみの一つでもあり、

嚥下、消化、については、
よく心がけて置く必要がありますので、
学ぶ必要があります。

介護者が同じスピードで行動すると
疲れてしまうので、工夫が必要。


歩行訓練を始めたばかりの時など、
一緒に歩いて、歩調を合わせて歩いてあげるのが

一番優しい方法なのですが、
それを続けていると、とても疲れてきます。

目のとどく範囲まで先に歩いて待っているとか、
特に重い荷物を持って動く時などは、

自分のスピードで歩いて荷物を降ろして待つとか、
先に送ってしまうとか、何か良い方法を考えるようにして、
疲れてしまわないように工夫します。

介護をする方は、自分も一人で
居る自分の時間を持つ事も大切です。

これをするのに何か良い知恵は?と
積極的に考えてくよくよしないのです。
少々の事は許してもらいましょう。

一緒に居ても楽しいようになるには,
介護者が「ゆとり」を持てる様に行動して、

話しあい、時には喧嘩もあり笑いもありで、
逃げないで過ごしていると何時しか、

お互いの理解が生まれ、労わり、
信頼関系が出来て来るように思います。




▲上画像にリンクを貼っています。是非覗いてみてください。

Make up your mind to be happy.
Learn to find pleasure in simple things.


自ら幸せでいられるようにしなさい。
ありふれたことにも喜びを見つけるのです。

No one has everything, and evryone has some sorrow
mixed in with the glaness of life.


すべてのものを手に入れられる人はいないし
誰の人生においても喜びと悲しみが入り混じっているのです。

Don't worry about what's ahead.
Just go as for as you can go-from there you can see father.

この先何があるかなんて、心配することはありません。
出来る限り前に進みなさいーもっと遠くが見えるように。

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コメント
ありがとうございます。何気なく、たまたま取り出した昔の手帳に書き留めていたことを、ブログに転載しました。それが今のブタローさんの心に響いて、ほんとうにうれしいことです。私はもう頭も悪いので、こんな言葉は何回も聞いたり読んだりしたいのです。一度聞いてそれっきりではなく。

介護する人がお話しになっている今朝読んだ記事は、明日のわが身に置き換えて、いいえ今の夫への対応にもヒントがあると、よくかみしめながら読ませていただきました。
どうもありがとうございます!
ローズコーンdot 2016.11.14 06:57 | 編集
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