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「いい人をやめると気が楽になる」の続きです。
誰でも、人から嫌われるより、好かれる方が良いに決まっています。
だからといって、人の機嫌を気にする必要なんてありません。
「自分が相手からどう思われるか?」なんてのも、気にし始めると身動きがとれなくなります。
「自分らしく」いられなくなります。
■人の機嫌なんて、とらなくて良い。職場の上司や先輩、あるいは周りの誰かが、なんだか不機嫌そうだと気になります。
ついつい、機嫌をとりたくなります。
でもね、それは相手の都合なのです。体調が悪いのかもしれないし、どこかでイヤなことがあったのかもしれない。
相手の都合で勝手に機嫌を悪くしているのですから、あなたまで付き合う必要はありません。厳しい言い方をすれば、関係のない人にまで自分の不機嫌を見せるなんて、いい歳をした大人がやることじゃありません。「上司か先輩か知らんけど、なんでアンタの機嫌を私が取らなきゃならないの?」って話です。そんな「かまってちゃん」に反応していたら、よけいクセになります。普段通りのあなたで接しましょう。その相手の不機嫌は、その相手の問題です。「自分でなんとかしなよ」って、割り切って気にしないことです。
■みんなに好かれなくても良い。「いい人」であろうとするのは、嫌われたくないからですよねぇ。
だけど、よく考えて下さい。
・嫌いな人
・相性が合わない人
・どうでも良い人
そんな人にまで、好かれたいですか?そんな人から嫌われたって、なんか問題ありますか?「私もアンタ嫌いだもん」ってのが本音でしょ?
だから、そんな相手にまで「いい人」ぶる必要はないです。
「普通」でいいのです。
「普通」で。勿論、険悪な関係はイケマセン。
そんな相手ほど、最低限の差し障りのないつき合いに徹しましょう♪■意外と、相手はそんなに気にしていない。「自分が言ったことややったことで、相手が気分を害していないか?」そんなこと、お互い様です。その相手の言ったことややったことで、あなたが気分を害したこともあるハズ。気にする人もいれば、気にしない人もいます。
問題は、その不快さを態度に出すか出さないかです。だけど、あなたが気に病むほど、相手は気にしてないものです。
なぜなら、みんな自分のことで忙しいからです。■誰からも好かれるのは無理アメリカの臨床心理学者カール・ロジャースさんによる「人間関係の2:7:1の法則」というのがあります。これを知っておくと、人間関係が苦手な人も気が楽になるはずです。
人間関係の2:7:1の法則とは?
あなたの周りに10人の人がいたとします。
そのうち、
①2名は気の合う人
②7名はどちらでもない人
③1名は気が合わない人
という法則です。
つまり、あなたがどんなに「いい人」を心がけても、必ず一人は否定的な奴がいるということです。でも、気が合う人は、10人中2人もいて、残りの7人は、その場の状況次第で、あなたの味方になったり敵になったりすると言う法則です。確かに、いろんな価値観を持つ者同士が交わる人間関係ですから、実際の比率はこんなもんです。だから、どうしても相性が悪い「無理!」な1名のことは、割り切って「ポイ!」でいいのです。むしろ、2名の「気の合う人」と大事につき合いながら、7名の「どちらでもない人」とより良好な関係を築いてゆくことにエネルギーを使いましょう。■自分が機嫌よく生きることが最優先私たちは、人の機嫌をとるために生きている訳じゃありません。私たちは、自分が幸せになるために生きているのです。だから、どんな出来事や状況に置かれても、自分の機嫌をとることをゲームだと思って楽しみましょう。最後に、人間関係のキモは「程よい距離感」です。
仲の良い関係であっても、距離感を詰めすぎて、相手を束縛したり、依存するかのような関係は長続きしません。
親しき仲こそ、程よい距離感を心がけましょう。
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